
|蜂はどういう暮らしをしているか-生態
僕らが蜂について考えるときは、養蜂家でないかぎり、「危険」「刺される」「痛い」「アナフィラキシー・ショック」などと、人にとって加えられる危害という面が多いんだよね。
そして人間の強みは、例えば駆除する、食べる、利用する、共存するとかいう目標を立てた時、その相手がどんな暮らしをしているか、そこからからどんなアプローチができて、目的を達成するためにどこを利用するかとか、集積したデータから結論に近づく論理性を持っている点だろうね。
人間は蜂ではないから自然が与えた蜂の生存のための行動を、論理性から判断する。平たく言うと「敵を知る」ってことだ。この言葉の続きには「己を知る」ってのがあるけど、人間って、そこが下手なんだよね。
とりあえず、今、僕らの生活領域に蜂たちの生活領域が重なってきている。理解するために彼らの生態を知ろう。
STEP:1 導入-単独生活タイプの蜂と集団生活タイプの蜂
一口に蜂の生態と言っても、種類によって様々です。そこでまず、集団で生活しない蜂の生態について大まかに整理し、そのうえで集団生活する蜂達の生態を二つに分類する形で整理して理解していこう。
単独生活タイプ |
クマバチ、コバチ、ジガバチ ヒメバチ等 ![]() クマバチ ジガバチの仲間 ![]() |
単独行動で女王蜂以下の役割分担を持たない蜂たち。蜜を主食とするものから狩猟し針毒で他の昆虫を仮死状態にして巣穴で体内の幼虫を産み付けるジガバチの仲間など多岐に及ぶが、基本的によほどこちらがちょっかいを出さない限り刺すこともなく、おとなしい。 単独だから通常越冬はしない。1年で一生を終える。
単独だから闘争や攻撃によって自分が傷つくと本来の種の保存ができなくなるからですね。 |
集団生活タイプ ① |
スズメバチ アシナガバチ等 ![]() キイロスズメバチ |
女王の寿命は1年以上あり、短命である他の働き蜂やオス蜂が死んでも冬眠して翌年に新たな巣を作る。 巣が大きくなる7月から9月ごろにかけて最も攻撃性が強くなり、針毒の毒性も強いものが多く、重篤な刺傷事故のほとんどはこの種類が多い。 |
集団生活タイプ ② |
ミツバチの仲間 ![]() ニホンミツバチ |
女王蜂と遅く生まれた働き蜂が越冬する。 生まれる時期によって働き蜂の役割が異なり、寿命の長短がある。 基本的に性格は温厚で、こちらが手を出さなければ刺されることは通常ない。 色が識別でき、青、青緑、黄色、紫外線を目で識別できる。もっとも複雑な社会性を持っている蜂 |
STEP:2集団生活タイプの①スズメバチやアシナガバチの生態サイクル
このタイプの蜂が一年を通してどんな活動をするのか見ていこう。代表的なスズメバチを例にとります。 |
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4月~6月 |
冬眠を終えた女王蜂が冬眠中に消耗した体力を回復するために花の蜜やアブラムシの排泄物(甘露)を摂取し、巣作りを始める。女王蜂は働き蜂が羽化(うか=成虫化)するまで1匹だけで活動する。活動中の餌は幼虫が終齢幼虫の唾液腺から分泌される栄養液である。この栄養液は糖とたんぱく質を含み、母乳に近い栄養素を持っている。 ただ、まだ終齢幼虫が育っていない時期は花の蜜や樹液が主食となり、餌がない時は自己保存と種の保存のため、幼虫を食べることもある。 ![]() 第5令(終齢)虫さなぎになり直前まで育った幼虫 |
7月~9月 |
働き蜂の数も増え、巣も大きくなり活動が活発化する。特にスズメバチはこの時期が巣作りのピークであり、縄張り内での人との接触も多く、死亡も含む重症の刺傷被害が多くなる時期。
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10月 |
新女王蜂が誕生し、新たな女王は巣立ちを始める。同時にやや先行して羽化したオスのスズメバチは巣立った新女王を追いかけ、交尾します。 この時女王はオスの精嚢を取り込み、オスは絶命します。 ![]()
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11月 |
女王蜂以外のスズメバチは死滅します。女王蜂は越冬のため冬眠する場所を探し、土の中や倒木や朽ち樹の中で冬眠活動に入ります。暮らしていた巣は空になり、捨てられますが、他の蜂が住み着いてしまうことがあります。 ![]() 数匹の女王蜂が集団で同じ場所で冬眠することがありますが、目覚めた後の巣作りはそれぞれ別の場所で行います。
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12月~3月 |
女王蜂の冬眠期間 女王蜂は次の年の活動のため、仮死状態で体力の温存を図ります。 |
STEP:3集団生活タイプの②ミツバチの仲間の生態サイクル
ミツバチの生態サイクルは単純な女王蜂へのAll for Oneではなく、非常に能力の高い働き蜂によって支えられたオールシーズン対応型だといえる。それぞれの蜂は寿命によって細かく役割が決まっており、その役割も寿命の近づくにしたがって合理的に定められている。
実はこのミツバチの生態サイクルは500万年前にすでに確立されていたらしくたかだか、150万年前に地球上にあらわれ、現在の集団生活レベルに達してまだ1万年程度しか経っていない人類なんぞ遠く及ばない完成度の社会制度をもっているんですね。
なんとかまとめてみました。
ミツバチの生態サイクルは自然界の季節の影響を大きく受けつつ、働き蜂の役割もその季節によって変化します。その中で女王蜂の役割は産卵であり、オス蜂の役割は産卵のための交尾相手という明確な区分がされます。 |
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冬明けから春にかけて |
越冬期を抜けて育児を開始する。 温かさが増すにつれ、育児が盛んとなる時期であり、花の種類も豊富な中で餌となる花蜜や花粉も潤沢で、訪花活動も活発化する。
女王蜂は産卵の特化しているため、個の能力としては飛翔力も、視力も、脳の大きさも、すべてにおいて働き蜂に劣る。毎日自分の体重と同じ位の卵(1,000個前後)を産む。
写真では緑のマークがついている蜂が女王蜂。羽が小さく産卵のために腹部が大きく、働き蜂より頭が悪い。というより、蜂として外界との接触がないために、経験値が低く、働き蜂の庇護がなければ生きて行けない。「女王」という名がふさわしいか疑問ですね。 ![]() (スズメバチの女王蜂は働き蜂と同じ形をしていて、より大きくて、力も強い。ある時期には同じ労働をこなし、リーダー的な役割を果たすことから言えばまさに「女王」という名前がふさわしい。) |
春から夏にかけて |
育児がピークに達し、巣が拡大され、繁殖期のピークに入る。この繁殖期(日本の気候では4月から6月頃)にだけ女王蜂はオス蜂を産む。そして新しい女王蜂のための王台(女王蜂が育てられる特別の部屋)の構築が始まる。 ニホンミツバチ(養蜂)の王台通常の部屋とは別に下向きに作られている。 ![]() この時期、一つの集団(コロニー)に十分な働き蜂の数が確保されると旧女王蜂は新しい営巣場所を求めて巣の約半数の働き蜂とともに分封(ぶんぽう)する。 こう書けば女王蜂に従って働き蜂が付いていくって感じがあるけれど、 実際は上記したように女王蜂って巣の外に出るのは交尾するときと巣立ちするときの2回だけなんだから、そう遠くへ行くには体が大きすぎて飛行能力も低い。 ![]() 女王蜂が自分を探す働き蜂にフェロモンで知らせ、彼女を見つけた数匹の働き蜂が自分のフェロモンで他の仲間を呼び寄せ、女王蜂を護るために蜂球を形成するんだって。 決してリーダーとして従っているのではなく、種を保存するための繁殖を行う不可欠の産卵蜂を護っているという方が正確なのかもね。 オス蜂は性的に成熟すると女いう王を求めて毎日出かける。女王蜂はスズメバチなどの他の蜂とは異なり、数回異なるオスと交尾し、精子をため込む。 |
梅雨から夏場 |
この時期は日本では北の地方を除いて、花が少ない時期で食糧調達が厳しい時期であり、育児のペースは一気に下がる。 |
秋 |
再び涼しい時期に戻り、秋の気候により花も咲くようになれば再び回復期に入る。 しかし、この時期は夏場少なくなった餌を確保するために、スズメバチのような大型の蜂が食料としてミツバチを狙ってくる時期でもあり、これに対する備えもしなければならない。 さらにこの時期は、来るべき越冬準備として蜜を蓄え、花粉を集めなければならない時期でもあります。 越冬中は産卵も育児も通常は行いませんが、春が近づくと女王蜂が産卵を開始するのでそのための食料の消耗が激しくなります。分封が遅れた蜂はこの時期が越せず、コロニーの存続は難しいだろうね。何とか越冬までこぎつける準備ができても、無駄をなくすため、交尾にあぶれたオス蜂を食べさせている余裕はなく、オス蜂は働き蜂によって巣の外に追い出され、死に至ります。
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冬場 |
冬眠のために食料採取も育児も停止し、温度を一定に保った巣の中でひたすら 春を待ち越冬します。 |
こう見てくるとやはりミツバチの仲間の生態サイクルの中心は女王蜂ではなく、働き蜂によって切り回されているね。500万年もの間ずっと続いてきたミツバチの社会体制保持のために産卵という行為を担う女王蜂と、その要素となる交尾の相手方のオス蜂は体制の歯車のように思えて来たね。
うーん。1万年もかけてまともに継続する社会体制を一度も構築していない人間の想像力を超えてるんじゃないかなあ。
|蜂はどういう暮らしをしているか-寿命
こちらもアシナガバチを含むスズメバチに仲間とミツバチの仲間の2つのタイプに分けて整理してみました。

- 動かなくなったヒメスズメバチ
Type:1 スズメバチの仲間の寿命-女王蜂・働き蜂・オス蜂
女王蜂 |
女王蜂の寿命は1年から2年。長くて3年といわれている。主たる役割はただ一匹の生き残りとして冬眠し、翌春に新しい巣作りから、働き蜂を育て、狩りをし、育児に専念できるようになるまで働き蜂とともに一緒に働きます。 巣が充実してようやく幼虫を育てる本来の役割に専念します。 子供を育てエネルギーを消費する育児に追われ、死期が近づくと、女王蜂は新たな女王となるメスの幼虫に多くの餌を特別に与え、育った新たな女王は巣分かれし、自分の王国を作るために巣立ちます。新たな女王蜂は子供を宿すため、オス蜂と交尾し、精嚢を受け取ると翌春のために冬眠場所を探し冬眠に入るんですね。孤独に耐え、毅然としていますよね。種の保存がただ一匹の自分から始まる。この仲間の女王蜂は『女王』と呼ぶにふさわしいですね。 交尾はただ1度だけです。 |
働き蜂 |
寿命はおよそ2~3か月。4月から6月頃次々と羽化し、巣作り、子育て、幼虫のための餌の確保と巣の安全をはかり、一生を終えます。メスですから卵を産むことはできますが、交尾は女王蜂だけが行うので、すべて未受精卵であり、未受精卵はすべてオス蜂になります。働き蜂は女王の相手を産むことはできますが、働き蜂も女王蜂もすべてメスの受精卵であるため、産むことはできません。女王蜂がいなくなった巣はやがて滅びる運命です。 ![]() 働き蜂達の栄養補給。成虫はさなぎになる直前の幼虫(終齢体=しゅうれいたい)から人の母乳に似た成分の唾液をもらってエネルギーにしますが、足りない夏場などは樹液等からもエネルギーを補強します。秋口にはキノコの一種を食べてたんぱく質を補給したりもします。 働き者の彼女たちも秋が深まる頃には寿命を迎え、死女王だけに未来を託して死んでゆきます。 |
オス蜂 |
オス蜂は働きません。英名ではドローンと呼びます。Droneは今、様々な分野で活躍する小型の無人ヘリの総称ですよね。でもね、「怠け者」って訳もあるんだよ。 オス蜂は女王蜂と交尾するただそのためだけに生きて、それが終われば女王に精嚢を差し出し、自分の一生を終えます。オス蜂の寿命はおよそ2か月といわれています。 ![]() |
Type:2 ミツバチの仲間の寿命-女王蜂・働き蜂・オス蜂
キーポイントは何といっても働き蜂ですね。調べるに連れ、まさに天の配剤ってこういうのを言うんだと目から鱗でした。
女王蜂 |
寿命は2年から3年 通常一つの集団(コロニー)には1匹だけしか存在しません。体重は働き蜂の2.5倍の250mgで、飛行能力も弱く、産卵に特化した蜂であり、働き蜂のように花粉を溜めるような脚の構造もなく、女王蜂として育てる幼虫や若い幼虫にだけに与えるローヤルゼリーも花粉を原料として若い働き蜂の乳腺(=にゅうせん)から分泌されるもので、女王蜂がかかわるものではないんですね。女王というよりもミツバチの社会組織の中で産卵という根幹を受け持つだけの産卵係という位置づけだと思えてきました。生存は働き蜂にかかっています。 ![]() ミツバチがユニークなのは女王蜂の交尾で、社会性を持つ他の蜂の仲間が、一生に一度だけの交尾しかしないのに対して、一生の間に使用するだけの精子を蓄えるために何度も交尾を繰り返すところです。親族の濃い血を伝承するのではなく、常に新しい血が混じってゆき、巣を構成するものは父親の違ういくつもの同族の系統を併存させることになります。 オス蜂は集団で飛び、女王は単身そこに突っ込んでゆきます。 |
オス蜂 |
オス蜂の寿命は21日~32日程度 オス蜂の役割は春に女王を追いかけ、交尾するただそのためだけの存在だと言えます。 オス蜂は空中で女王蜂と交尾し、生死を受け渡すとすぐ死にます。女王蜂はその死体をぶら下げたまま飛び続け、やがて残っていたオス蜂の交尾器がちぎれて、オス蜂は落下します。女王蜂は残った交尾器を外して捨てると、再びオス蜂の交尾飛行の群れに突っ込んでゆきます。”武士道とは死ぬことと見つけたり”見ようによっては戦をしない武士がどう生きるべきかを記した佐賀藩士、山本常朝(やまもとつねのり)の『葉隠』の精神とも見えますねえ。あまり可哀そうなのでちょっと持ち上げました。 ![]() 晴れた日の午後、交尾飛行に出ようとするオス蜂達この瞬間が華です。
ただ、オス蜂の中には交尾できずにそれぞれのコロニーに戻るものもいます。相変わらず仕事はせず。でも、もはや何の用もない居候にすぎません。夏場の少ない食料を切り詰め、その先の厳しい冬場を過ごすためにも切り捨てられる運命です。早晩、働き蜂によって巣から排除され、死を迎えます。
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働き蜂 |
寿命は仕事量と内容に比例しています。 最盛期は15日~38日 巣分かれがあり、働き蜂が分割される中間期では30日~60日 働き蜂に数が制限され、固定化される越冬期は140日程度。
この時期は食糧の節約、巣の温度の確保、春に向けての女王蜂の産卵の準備と命を継続する必要がある時期なのです。子育てを停止している時期ですから長生きする必要があるんですね。当然その育てられ方も違っている理屈になります。凄いと思いません?
もっとすごいのはそれぞれの時期の持ち場のローテーションですね。びっくりでした。 働き蜂は六角形の巣房で生まれ、幼虫になって3日目くらいからローヤルゼリーから花蜜と花粉を混ぜた食事を与えられるようになります。羽化するまでの期間は21日ほどですが、その期間に羽化してすぐの仕事内容に順応できるように身体の生理的機能が変化してゆきます。
日齢によって巣の中で役割が変わっていく様子を図式化しました。
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- 羽化してから働き蜂はすぐに働き始める。まずは巣の中の糞などの掃除から始まるね。ま、働き蜂の見習いだね。
- 3日目くらいたつと働き蜂の頭部の乳腺(下咽頭腺=かいんとうせん)が発達してきます。その時期に合わせ、花粉を食べ、混ぜ合わせることでミルク(ローヤルゼリー)を作り、育児を始める。
- 育児をはじめ、ミルクを使いつくして乳腺が小さくなると10日前後には腹部にあるロウ腺が発達し始め、蜂蜜を原料に、巣作りのための蝋(ロウ)を分泌できるようになり、巣作りへと仕事が変わります。
- 巣作りの材料を使いつくしロウ腺が小さくなったころ、今度は花蜜や花粉を巣にため込む食糧貯蔵係へとシフトが移ります。ミルクを作っていた下咽頭腺が再び発達してきて花蜜から蜂蜜を作るための酵素を作り始めるのです。
- その仕事が一段落すると今度は徴兵され、外敵から巣を護る戦闘員に転進します。もっとも華々しい仕事ですね。アマゾネスです。
- 着任から任期が開けると最後に食料を集める外勤を始めることになります。この最も危険な巣の外での労働です。クモ、カマキリ、トンボ等外敵がうじゃうじゃいるんですよね。しかも集団ではない。こんな仕事をその蜂の一生の最後に持ってくるあたりは凄いね。
それぞれの日齢の体力の発達と仕事の内容によって体の生理状態が変化し、個体の仕事が他に移る際にはそのポストが次々に後から補充されると同時に、オオスズメバチとかの戦闘で兵士が大勢死傷すると、生理的変化が速くなり、適所に送り出されるのです。…すごいシステムだね。
ただし、これはもともとトウヨウミツバチから西洋に派生したセイヨウミツバチには広大な土地に強大な外的が少なかったせいもあり、戦闘が騎士道のように1対1で行われることが多く、小型の日本蜜蜂のような組織的な対処法を知らないので、勇猛果敢な性格が災いします。
その結果、日本ではオオスズメバチなどに次ぎ次と戦いを挑み、噛み殺され、養蜂家が守ってやらないとシステムが全壊し、巣自体が全滅することになるんですね。

|まとめ
今回は2つのテーマを扱いました。
一つ目では非社会性の蜂を含め、異なった社会性を持つ2つのタイプの蜂(スズメバチ・アシナガバチの仲間とミツバチの仲間)を中心にそれぞれの女王蜂、オス蜂、働き蜂の生態について見ていきました。
二つ目のテーマでは社会性の位異なるそれぞれの蜂の仲間の寿命について説明し、比較的原始的な母系的組織であるスズメバチ・アシナガバチの寿命と生態をリンクさせてみました。
そして最後に最も組織的に複雑で精緻な完成度を持つミツバチの寿命と生態をリンクさせ、僕自身が素人的にイメージしていた『女王蜂』というイメージを考え直させてくれる結果にもなっています。
単純な組織を持つ狩猟蜂は一匹の女王蜂の能力がマルチであり、まさに女王の名にふさわしいと思えます。それに対して、ミツバチの組織の中で女王はただの産卵専用の蜂であり、組織が彼女を護るのは個の能力を評価しているのではなく、ミツバチという組織を構成する、言わば象徴でしかないのですね。
ボクの持っていた誤った印象は別にミツバチに責任があるわけではなく、名付けた人間の方に責任があるんですね。
産卵以外の能力において彼女達働き蜂はすべての能力において女王を凌駕しています。
オス蜂だけがかわいそうなイメージですが、女王蜂もその点ではあまり変わりません。
神輿(みこし)は担ぎ手が必要です。一人では歩けないんですね。
おつかれさま 読んでくれてありがとう